400ccクラスの普通バイクでも、国産のスポーツカーを超えるほどの加速力があります。速度メーターは180km/hまであるものが多く、日本の道路を走行するのに不都合はありません。それでも多くのライダーは大型自動二輪の免許を取得し、大型バイクに乗りたいと思うものです。
大型バイクの魅力は車体の大きさからくる圧倒的な迫力、そして加速力にあります。
エンジンが大きくなるので車体の高さ・幅がサイズアップして、見た目の迫力が普通二輪とは大きく変わってきます。加速力は停止状態から100km/hまで加速するのに3秒かからないマシンもあるほどです。
クルマでこの加速力を実現するためには、1億円を超えるマシンでなければ困難です。
大型バイクはエンジンパワーに余裕があるので、長距離ツーリングをするときに楽なのも魅力でしょう。少ないアクセル開度で走行できるので、エンジンの振動があまり伝わってきません。
ゴー&ストップが多い市街地走行では車体の大きさと重さがネックになることがありますが、長距離走行をするときはエンジンが大きいマシンほど楽です。
リッターマシンになると普通二輪の3倍程度の排気量になりますが、排気量の割に燃費はそれほど悪くはありません。アクセルをあまり開けなくてもスピードが出るので、エンジンへの負荷がかからないことが大きいのです。